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ピボットテーブルウィジェット
ピボットテーブルウィジェットは、データ分析ツールの中核機能のひとつです。多次元でのグループ化や柔軟な集計に対応し、構造化された統計レポートを素早く生成できます。売上分析、在庫分析、運用指標モニタリングなど、集計計算（合計・平均・最大・最小など）を設定するだけで、クロス集計表の形式で直感的に可視化できます。
主要機能
- 多次元グループ化：行（Row）と列（Column）の両方の軸でデータをグループ化できます。
- 多様な集計：合計（Sum）、平均（Average）、最大値（Max）、最小値（Min）など複数の集計方法に対応します。
使い方
- ダッシュボードを作成する
スペースで新しいダッシュボードを作成し、ツールバーの「+ ウィジェットを追加」から「ピボットテーブル」を選択します。
- データソースを設定する
ウィジェット設定画面で、分析対象のデータベース（Database）とビュー（View）を指定します。
- 行と列の軸を設定する
- 行：第1階層となる分類フィールド（例：「販売プラットフォーム」）を配置し、縦方向にグループ化します。
- 列：第2階層となる分類フィールド（例：「SKU」）を配置し、横方向にグループ化します。
例： 「販売プラットフォーム」ごとに「SKU」の売上を確認したい場合は、
- 行：
販売プラットフォーム- 列：
SKU
- 集計指標を追加する
「Summary by」で数値フィールドと集計方法を設定します。
- 「+ 追加」をクリックし、対象の数値フィールド（例：「販売数量」）を選択。
- 集計方法を指定：
- Sum：合計
- Average：平均
- Max：最大
- Min：最小
例： 各プラットフォームのSKUごとの販売合計を確認したい場合、
販売数量→ Sum を設定します。
- レポートを生成して保存する
設定が完了したら「保存」をクリックします。ピボットテーブルが自動生成され、行には販売プラットフォーム、列にはSKU、セルには集計値が表示されます。
活用例
売上データ分析
元データが次の項目を含む場合：
- 行：販売プラットフォーム（Temu、Amazon、TikTok）
- 列：SKU（商品A、商品B、商品C）
- 指標：販売数量（合計）
ピボットテーブルは次のような形になります。
販売プラットフォーム \ SKU | 商品A | 商品B | 商品C |
Temu | 150 | 200 | 120 |
Amazon | 90 | 180 | 75 |
TikTok | 210 | 150 | 95 |
応用ヒント
- 複数指標の重ねがけ：同じフィールドを複数回追加し、異なる集計方法を指定すれば、合計と平均などを同時に表示できます。
- 階層の追加：さらに詳細な分析が必要な場合、行や列に2階層目のフィールド（例：「販売プラットフォーム + 地域」）を追加します。
- 並べ替えとフィルター：ヘッダーをクリックして並べ替えたり、右側のフィルターで重要な情報だけを抽出したりできます。
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